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起きたままの顔

2013年06月27日 | 生活・ニュース
            

 初めてのことだが朝顔を広辞苑で引いた。1番に載っているのは「朝、起きたままの顔。寝起きの顔」とある。2番目に咲く花の朝顔が長々と説明されている。また、キキョウの古名、ムクゲの別称、カゲロウの古名などとある。古名は物事の昔の名、古い時代の名称をさす。

 ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎は左巻きと続き、さらに日本へ伝来したいきさつを示した辞書がある。そんななかで「夏の朝、じょうご形の美しい花が開く一年生のつる草。観賞用として広く栽培され品種が多い」の説明は20年前の三省堂の国語辞典4版。これが思っている朝顔の説明。ほかに変わった解説は見いだせなかったが、古名や別称扱いは何れも似ている。

 「朝、起きたままの顔」が「朝咲いた朝顔をながめる」。その顔のどちらに軍配が上がるか判を待つまでもないだろう。それは写真愛好家の人が「朝顔は朝の美女」と名付けていることからもわかる。起きたそのままの顔、あるがままの姿、自身に見えないことの怖さ恐ろしさを教えてくれたのは、今年、1番咲きの朝顔だった。

 日没から10時間くらいして開花すると言われるから、朝の4時か5時ころには咲く。朝のうちは勢いがあり輝いている。花言葉の「はかない恋」は昼過ぎるとしぼんででいく姿からだろうか。それでもいろいろな色を楽しませながら夏から秋ころまで長く咲く。これからは水やりの楽しみが増す。
コメント (2)
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