日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

エキストラ

2008年10月18日 | 生活・ニュース
                 

あるグループの知人から夕食への招待、遠慮なしに仲間とともに出席する。
指定の時間少し前に会場に到着。割烹の玄関に「本日はご予約のお客様専用です」そんな掲示をいぶかりながらもお客面して入る。

招待した人にその訳を聞くと「娘が母親の誕生祝いをする。お父さんの友達を案内してくれというのでご足労願った」、数日前に顔を合わせたときには一言もなかった。

乾杯から1時間ほど経ったころ、突然襖が開き強烈なスッポトライトが会場を襲った。と同時に「今晩は、突然お邪魔しま~す」とマイクを持った若い女性が飛び込んできた。後ろに大型のビデオカメラが続く。

あとで伺った話はこうだ。2人の子どもはお婆ちゃんの誕生祝いの岩国寿司作りに挑戦。材料のレンコン堀、錦糸卵など準備すべてを行なった。テレビカメラはそれを収録し、最後に5段重ねの岩国寿司を持ってお祝いの会場に登場でクライマックスとなる。

TVの取材クルーは手際よくロケを終えた。2人の子どもさんは何事もなかったかのように遅くなったお祝いの料理に箸を運んでいる。見守るおばあちゃんの顔はちょっと潤んでいる。あらためてビールをいただく。ほろ苦さならぬほろっとした味が喉を越した。

放映が終わるまでロケの話は忘れるように、そんな中でも放映予定日は教えらた。その映像が夕方全国に流れた。合計2秒か3秒自分の姿が見えた。これがエキストラというものか。

お土産の岩国寿司は美味しくいただいた。

(写真:飛び込んできたロケ隊、携帯撮影)
コメント (8)
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