日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

Uターン

2008年09月10日 | 自然 季節
               

メダカの住みかを少し綺麗にしてやろうといつもの要領で始めた。汚れを取り除き、汲み置いた水を加え、移して置いたメダカを元の住みかに返す。数株のホテイアオイも同じように戻す。そのうちの1株の異形に気付き、Rさんのブログを思い出した。

Rさんのブログを読み直した。
「ホテイアオイは咲き終わると花茎はUターンして先端を水中につっこむ形となる。熟した果実は水中で裂開し水中に種子をばらまく。種子から発芽した実生は浅い水中や水辺の泥の上で土中に根を下ろして成長していく」とある。

最初にRさんのブログを読んだあとある席で「Uターン」の話をしたら、「物知りですね」と言われ「受け売りです」と答えたことがある。ホテイアオイのあまり知られていない秘密かも知れない。

Uターンした花茎の先の部分から伸びた妖怪の指のような数本の不気味な触手、その先端に丸いつぶが複数個ついている。つぶが果実なのか果実なら種子はどうなったいるのか、など疑問に思いながらそのまま浮かべた。

川幅いっぱいに繁茂したホテイアオイを見たことがある。過疎の進む町にUターンを、と懸命に呼びかけがされている。ホテイアオイほどでなくてもUターンの成果が過疎化の歯止める、そんな種子はあるのだろうか。

(写真:Uターンした花茎とその先端)
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本当はどっち

2008年09月09日 | 生活・ニュース
                

花に水やりをしているとき1匹のカマキリがブロック壁からすぐ側の花の茎に移ろうとしている。

後足4本でブロックを掴み身体の上半身はぶらりとした体勢。鎌状の前肢を延ばし、風で揺れた茎が近づくと掴もうとする。2度、3度と繰り返す。7、8回過ぎた頃にトライは終わった。その後は何かに追われるように葉陰に身を隠した。

羽があるから飛べばいいのに、と思い資料を見ると「カマキリは飛行が苦手で、短距離を直線的に飛ぶのが精一杯、羽は扇状に広げ威嚇に使うことが多い」と解説がある。

もう少し読むと、獲物が少ないときは共食いし、メスのほうがオスより大きくメスがオスを食べてしまうこともある。子どものころの聞覚えた通りが書いてある。

主として昆虫を捕食するが、益虫を捕食する場合は害虫になり、害虫を捕食してくれるときは益虫となる二面性がある。と人間の都合で分けた二面性が書かれている。カマキリから見れば益だ害だと使い分ける人間の二面性を感じるだろう。

「自民党政権は、党としては改憲、内閣としては尊重擁護義務と言う二面性を常に持っていることは否定できない」と辞書の二面性の例文に載っている。分かりやすい例文と思う。

二面性は難解複雑で時には不信感を与えそのことが弱点にもなる。お前はどうかと聞かれたら「カマキリに教えられ反省します」と頭を下げよう。

(写真:辛抱強く繰り返しやっと茎に届いたカマキリ)
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総裁選

2008年09月08日 | 生活・ニュース
              

     山沿いの道をぶらぶら歩いていると 行く手の道沿いに白い幾つもの塊が点在する

     近づくと白い花が咲き乱れているが 根っこは雑草の中で見えない

     その雑草にからみついて伸びながら 風に揺れている清楚な花は仙人草

     どこから見ても仙人の姿には見えないが わけがある

     やがて成る実の周りに羽毛状の毛がつく これが仙人の白髪に似ていることが由来とか

     清楚な姿に似合わず有毒で 馬食わずの別名もあるとか

     身を捨てて国のためにと 総裁選にたつひとよ

     放り投げ あなたと違うと言いつつ逃げないで

     その花が終わるとき 仙人と慕われ惜しまれる引退を望む

     そんな人を ぜひ選んで欲しい

     (写真:道沿いで見かけた仙人草)

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10種類以上も

2008年09月07日 | 生活・ニュース
                 

この夏は多くの仲間や知人からとりたての野菜をたくさんいただいた。

大根、人参、玉ねぎ、サツマイモ、ジャガイモ、キュウリ、ニガウリ、なすび、トウモロコシ、枝豆、おくら、ニラ、ねぎなどなど。モロヘイヤは我家の食卓に初登場。おっと自這いキュウリも初めてだ。多すぎて失念している品があるかも知れない。

「ジャガイモを食べられます」と聞かれ「野菜は買って食べています」と答えたらポリ袋入りが届いた。「紫色ですが美味しいですよ」言われるので袋の中を見ると確かに色つきだ。そのお家は美味しいジャガイモ作りで有名と聞いていた。

皮をむくと紫と薄い赤紫の2種類のジャガイモが姿を表した。記念撮影ののち家内の手にかかる。切口の色は表面と同じ色で、実に鮮やかないろあいだ。

ひと口目は初物をいただくいつものクセでゆっくりとかみ締める。スーパーのそれと違い少し甘みがあるかな。2口目からは色の抵抗はない。いつもと同じ副食が華やかに見える。

モロヘイヤ、自這いキュウリそして色つきのジャガイモは初めて口にした。モロヘイヤは先日2回目のお届けをいただいた。1度には多すぎるので分けていただいている。

新米もいただき、こちらも美味しくいただいた。

畑が公共用地になって20数年、それからは野菜作りはしていない。野菜作りの経験があったので、皆さんのご苦労の一端が伝わる品々に感謝をしながらいただいている。

(写真:色つきのジャガイモ、左の下は普通のジャガイモ)
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葉鶏頭

2008年09月06日 | 自然 季節
                 

小さな公園の2ヵ所の花壇に真っ赤な集団が居座っている。

夏の燃えるような太陽の熱を吸収したかのようなその赤は、誰もいない公園で秋の日を気持ちよさそうに浴びている。美空ひばりの歌がふとうかんだ。

高いものは2メートルを超えるほどもある。少しお重そうに見える。見ようによっては怖さを感じさせる。茎は鶏頭に見えるが本当の名前が分からず写真に残した。

ある集まりで見てもらったら「これはハゲイトウ」と一斉に答えがもらえた。一瞬、わが頭頂部のように聞こえた。葉鶏頭、見たことはあるがこんなに大きななりをしていたかは思い出せない。

これは観賞用の1年草で夏の中ごろから晩秋にかけて綺麗な姿を見せるが、花は葉の付け根に咲き目立たない。秋の低温で色を増しいっそう鮮やかになり、その色が「鶏頭」に似ていることからこの名前になったという。黄色のものもあるそうだ。

誰が掃除されたのか綺麗な公園、秋の花の植え付け準備なのか葉鶏頭だけが残された花壇、昼下がりの静かな公園には人の姿は見えない。葉鶏頭が番人のように頼もしく見える。

(写真:もりもりと力強い姿の葉鶏頭)
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ランチ

2008年09月05日 | 陶芸
                

朝食の次の食事の呼称はランチ、昼食、昼飯、お昼など使い分けているようだ。「そろそろお昼にしよう」「段取りがついた弁当にしよう」などは人の動きを感じる好きな表現だ。

ランチは洋風の軽い食事、ほかの言い方はなんとなく和食を感じさせる、というは自分流の感覚だ。

月2回の陶芸教室、作品作りのほかにもうひとつの楽しみに施設の食堂での昼食がある。値段はリーズナブル、献立は歳にふさわしい内容で、皆さん気に入っている。今日はいろいろあって30分遅く食堂に向かった。

20数名が並んで発券機で「ランチ」のチケットを買う。ちょっとした人気店の店頭風景に見える。都会のサラリーマンは美味しい食事を求めて長蛇の列で待つ、よく見る画面を思い出した。

食堂に入る。見なれたご飯と味噌汁の入った大きなジャーがない。何故だろうと思ううちにチッケトの番号順に膳が配られ始めた。膳の上の変わりように驚いた。

これまでは白いご飯に味噌汁と数品の副食が、膳をはみ出すくらい盛られていた。それががらりと変わった。「少しさみしいのう」と話しながら遅い昼食を済ませた。気持ちのせいか会話が少ない。

新聞取材で「ここの昼食を褒めておいたのに」と会の代表者。しかし、午後の創作に入ると昼食のことは忘れ作品作りに没頭している。

(写真:和風からがらりとかわった今日のランチ)
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裁判員の判断

2008年09月04日 | 生活・ニュース
               

体長1センチあまり、逆光では黒っぽい色に見えるクモ。名前も雄か雌かも分からない。庭木の天辺に長~いネットを渡し、ただジッとしているクモ。彼は生きるための仕事としてジッとしている。

この小さなクモもズームアップするとカメラの中で少し力強く見える。パソコンに取り込みトリミングしてやると、見方によっては威嚇してくる、上空から襲撃してくる様にも見える。

ネットにじっとしているクモとパソコンで拡大したクモ、同じクモなのに「違って見える」これは錯覚で済むが済まないこともある。

12月頃までには裁判員候補者の通知と調査票が送付されてくる。裁判員の参加する裁判は来年5月からはじまる。報道ではこの裁判員を辞退するのはかなり困難なようだ。

これまで重大事件が発生すると、報道によりある種の先入観を持ったり植えつけられたりしてきた。裁判員になると正しい裁判のためにはこうした事態は許されなくなる。示されるのは証拠というこれまで見たことのないものから判決への判断をしなければならない。

プロの司法関係者による間違いも報道される。しかし判決にそれは許されないことだ。事件の報道について裁判員は「見ない」「聞かない」「言わない」になるのだろうか。錯覚による誤審を避けるために。

(写真:裁判員について考えさせてくれたクモ)
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はぜの木

2008年09月03日 | 自然 季節
               

訪問しているブログに各地の初秋の姿が紹介されている。いい季節、皆さんのそんな気持ちが伝わってくる。

通りがかりの樹上の鮮やかな紅色の葉に気づく。よく見ると「はぜの木」。1本の枝の葉が紅色に変わっている。同じ幹のほかの枝には見られない。周囲にある同じ木の葉は緑のまま。

「はぜの木」はウルシ科の落葉樹だ。この地では通称「かぶれの木」ともいう。葉に触るだけで皮膚に発疹や炎症を起こす人がある。木の下を通っただけで痒くなる人もいる。

かぶれないまじないがある。「親にゃ負けてもはぜの木には負けん」と言いながら子どものころは山の中で遊んでいた。畑周りの雑木などを切倒すとき必ずはぜの木は目にしたが、この歳になるまでかぶれたことはない。

まじないが利いているのか、毒気も避ける体質なのかわからないが、遠くから眺める山々の紅葉の中ではいい眺めをさせてくれる樹木のひとつだ。

一枝だけが一足先に紅葉、どうしたと言うのだろう。このところの局所的集中豪雨、台風の接近しない日本、飲料水用ダムの貯水率ゼロ、地球的異常現象の影響だろうか。

そんなことを思いながら眺める紅色の葉は確実な秋の訪れを教えてくれる。

(写真:緑とのコントラストが綺麗な紅葉)
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旧校舎活用にエール

2008年09月02日 | エッセイサロン
               

 全国各地で過疎や少子化に伴い、統廃合が進み、歴史ある学校が廃校になっている。

 特に山間部の小さな集落での学校は、地域のコミュニティーの中心にもなっている。そこに子どもたちが突然不在になる。その存在が重要なだけに、卒業生はもとより、地域の皆さんの寂しさとさらなる過疎への懸念は計り知れない。

 中国新聞の「旧校舎を訪ねて」の特集で、岩国市内の廃校を利用した町おこしが紹介された。

 廃校になった小学校は「地域の財産として活用しよう」と数十年前の卒業生が集まり、町おこしの拠点とし、多くの住民が集まる施設になったという。

 給食室では地元のコンニャクイモを昔の製法で作り、近くの朝市に出品。「弾力があり、おいしい」と評判だ。

 校舎は改修され、宿泊体験もできる多目的施設に変わり、「都市部と山間部住民の交流拠点にしたい」など大きな夢のあることを紙面から知った。

 都市部と山間部の交流活動は、まだレジャーの域を出ていないと世話をする人から聞いた。先のような町おこし活動が軌道に乗り、子や孫らが再び通い始める、そんなねがいを込めて活動にエールを送る。

2008年9月2日 中国新聞「広場」掲載

(写真:紹介された小学校:中国新聞より)

 
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モロヘイヤ

2008年09月01日 | 生活・ニュース
               

今や地産地消ブーム、特に野菜はその最たるものだろう。スーパーには地元産のコーナーも設けられ、客の足を止めるべき工夫がされている。

作り方から収穫の様子に続いて美味しい調理方法をビデオで見せる、その合間に生産者の声で安心安全がPRされる。また、買う人への親しみを誘うためか生産グループの写真が置かれている。

野菜生産グループを写した写真の中に知人が写っている。デジカメで撮り後日その写真を手渡した時の知人の感想は「やれ恥かしやー」。野菜作りの時のあの真剣な顔は何処にも見えなかった。

あのクレオパトラも好んで食べていたと言われる「モロヘイヤ」を頂いた。それもレシピほかの説明書つきで。日本で本格的な栽培が始まったのは、十数年前のこととその歴史は浅いようだ。

スーパーでも手に入るし、栽培が簡単なので家庭菜園でも手軽に出来る、と説明してある。いやいや畑から直行の新鮮な物が一番嬉しい。

これは刻むとネバネバする。オクラや里芋などに共通する「ムチン」が含まれているという。ネバネバ野菜は大好物。家内は何かみつくろってくれている。

モロヘイヤは王様の難病を治したという古代エジプトの話があるそうだ。明日食卓にのる。衰えかけた脳への効果を期待する。さて、モロヘイヤ初体験の味は。

(写真:モロヘイヤのレシピと文献)
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