日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

白い月

2008年09月20日 | 自然 季節
               

虫の声を聞き始めると日の出のが日々遅くなる。朝ウオーキングの道は暗く足元に気をつける。来年の5月ころまで、月の無い朝は小さな懐中電灯持参で出かける。野良猫に足元を驚かされるともある。

今朝は久しぶり、明るい月の光が作る影と一緒にウオーキングした。このところの朝の天気は曇りや雨が多く、15夜の月も見えなかった。なんだか久しぶりに見る月は輝いており写真を撮った。

その月も、朝7時半過ぎ、真青な空を背にして浮んでいる姿は日の出前と違う。輝いていた月は、透けた薄い白色に変わり静かで清楚な白い月に変わっている。

白の代表的な意味は雪のような白だろう。そこから色がついていない、潔白無罪であるなどと広がる。碁では強い方が持つ石の色、相撲では勝ちといいこと尽くめに使われる。

白い歯を見せるは親しみがあっていいが、白い目で見るは憎しみを感じ喜べない。紅白歌合戦の白はここでは無意味な白。彼女の粘りに降参し結婚した知人がいるがこれは白旗。

すべての色を反射することによって感じられる色が白、その色の月はしばらくして青空の中にとけこみ見えなくなった。

(写真:白い月と青空のコントラスト)
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投稿が趣味

2008年09月19日 | エッセイサロン
               

岩国エッセイサロンに入会して2年が過ぎ、3年目入る。

岩国エッセイサロンは「新聞や雑誌に投稿することを趣味とする仲間の同好会」、会員数は10数名で女性会員がやや多い。今年のこれまでの会員の投稿数は不明だけれど、掲載数は70編を超えている。

発足3年目、その初年度から同人誌を発行、いま3冊目の同人誌発行の準備が始まった。作品増に比例してコスト増が心配される、代表者泣かせになりそうだ。

今日は毎月1回の例会日。会員は楽しみにこの日を待つ。8月の掲載は11編と報告があり、暑さに負けず皆さん頑張ったことが伺える。今月もこれに並ぶ勢いで掲載されいる。

例会は、M新聞のはがき随筆の優秀作品紹介、会員の創作エッセイの合評を中心に進められるが、軽妙な進行で終始なごやかで、憂さを忘れる。

例会で投稿を教えられこれまでいくつか掲載された。この歳になっても素直にうれしい、と思う。これが続いている理由のひとつかも知れない。もうひとつはいい仲間に出会えたことを喜んでいる。

例会から帰宅したらA新聞から「来週掲載します」という嬉しい電話が掛かった。3年目は幸先よい出足と喜びながら受話器を置いた。

(写真:エッセイサロンHPのタイトル:ブックマークからご訪問ください)
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2歳

2008年09月18日 | 生活・ニュース
                

ブログを始めて2歳の誕生日。誕生日という歳ではないが2年経った。

今日は654回目の更新、写真は732枚アップしている。2枚掲載した日、準備したがお蔵入りとなった写真も多くある。いつか秘蔵写真展の開催をアップしたい。

「ことの初日を記憶しているようではまだ本物になっていない」と聞かされた。禁煙開始日が記憶にあるようでは本物の禁煙者ではないという。わからないでもないが「屁理屈」と思う。

孫宛の新聞、9月号を作り終えた。偶然だがこれがお目出度い「88号」。これも何かの縁、新聞もブログも肩肘張らずに続けていこう。

(写真:2年前の掲載写真フォルダー)
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ひさし

2008年09月17日 | 生活・ニュース
               

一方通行の通りを小学生が三々五々下校している。傘をさした子もいる。喋りながら後ろ向きで歩く子もいる。気をつけて運転しながらすれ違う。

車庫入を下校途中の3人の女の子が見ている。なんだろうと思いながら車から降りと「すみません、トイレを貸してください」。急いで玄関を開けトイレの場所を教えた。

にわか雨に出くわし道沿いの屋根下に駆け込むことを「ひさしを借りる」「軒下を借りる」という。駆け込んだ経験はあるが、ドラマのような夢のある展開には出くわしていない。

ここにいう「ひさし」は、雨や陽射しを防ぐために軒先に差し出した小さな屋根をさす。しかし、ひさしを貸して母屋を取られる、という深刻な例え話もある。いまどきは安易に貸せないかも知れない。

隣家の樋と我家のひさしにクモが巣を張って数日になる。収穫が有るのか否か定かではない。クモに長居をされても母屋を取られることは無かろうと「今日もいるか」と見上げる。

家内と女の子らの会話を聞いて、TVでは聞けない子どもらの「丁寧な言葉遣い」に躾のよさを感じ取った。ひさしならぬトイレを借りに立寄った子らのお蔭で久しぶり綺麗な子どもの言葉を聴いた。

成人にもまけない丁寧な言葉でお礼を言い残し、小雨の中を帰っていった。

(写真:ひさしから出てくもり空見上げるクモ)
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水上機の飛行 3

2008年09月16日 | 生活・ニュース
               

ラジコン機を楽しむ方の話を聞き驚いた。制作した愛機も複数回操縦すると次の機種が欲しくなるという。参加されている人で50機以上も格納されている方もあるそうだ。愛機が嫌になるのでなく次への挑戦かも知れない。

いつまでも飛び続けることはできない。秋空を満喫した機は、エンジン音を下げながら着水体勢に入る。操縦の中で着水技術は難度の高い部類にはいるそうだ。

着水して水際に戻ってくる機を待つ、エンジンを止め、専用の架台に乗せタオルで拭く、そのいそしむ光景は帰省した「孫を可愛がる」姿と二重写しになる。

飛行準備を終えた機は次々に秋空へ上っていく。エンジン音は夕方まで続くという。

(写真:無事着水し静かに岸辺に近づくラジコン機)
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水上機の飛行 2

2008年09月15日 | 生活・ニュース
                

ラジコン機、子どものころの凧揚げのように準備すればすぐに飛び立てる、そんな遊び心で駐機場に出向いた。初めて見る大小10機ほどのラジコン機、その1機ごとに何か施されている。

大きな機は翼長が2㍍を超えそうだ。運搬のため各機は分解して持ち込まれる。到着したら先ず組み立てる。小さな作業は1㍉にも満たないレンチ、数㍉ほどのビスなども活躍し、制作者の根気と器用な手作業で機の形ちが復元されていく。

燃料を給油、スターターを使ってエンジン始動、その回転数測定など準備を終えた機から水際に運ばれる。しばらく滑水させ機の様子を伺ううちにエンジン音が高くなり、離水する。

背面、回転、上昇、下降など思いのままの飛行が繰り返し展開される。複数の機が飛び交うと年甲斐もなく楽しく見上げている。

これだけ飛ばすには日ごろの維持管理も欠かせない。このくらいでいいだろう、そんなメンテナンスでは次の飛行に支障を起こすこともあるという。旅客機のメンテナンスの大切さを思い知った。

すべて手作りの何機かも紹介された。試行に試行を重ね完成に2年近くも時間をかけた機体が離水し飛行を始めた。旧海軍機をモデルにしたその機体の緑が秋の空に線を描いている。

操縦桿ならぬ送信機を操る人の顔は真剣だが、どこか幼さが見える。愛機の飛ぶ姿がわが子のどこかに連なっているのだろう、そう思いながら飛び交う機体を見上げた。

(写真:機体整備を終えたすべて手作りの1機)
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水上機の飛行 1

2008年09月14日 | 回想
                

「水上機の飛行を行ないます。数機は集まります。見学にいらしてください」、知人から数日前メールが届いた。天気を気にしながらその日を待っていたが、当日は予報が外れ穏やかな秋日和になった。

飛行機で思い出すことがある。

定年退職後の生活にもなれ、海外旅行を計画、家内のパスポートを申請した。その受領前夜の2001年9月11日、米国の同時多発テロが発生、あの国際貿易センタービルへの突入、爆発、炎上の映像を何度も現実と言い聞かせながら見た。

窓口の職員は「充分にお気をつけください」と気の毒そうにそして心配そうに話しかけ、パスポートを差し出した。受け取っただけで家内のそれは白紙のまま今も眠っている。

もうひとつ。出張が多いのに飛行機の嫌いな、いや大嫌いな上司の話。国内はすべて列車利用を通した。その上司も海外出張だけは仕方なく飛行機を利用されたが楽しい話はきけなかった。

そんなことを思いながら飛行前の準備・調整などを見ている。軽やかなエンジン音が響き、1番機が水際に運ばれた。

(写真:軽快な飛行を続ける1番機)
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昼休み

2008年09月13日 | 生活・ニュース
               

コンバインが働く姿もいいが、昼下がりひと休みしている姿もいい。
ここには人の争いも喧騒もない、ただ秋の陽射しだけ。

大きな自然災害にも会わず育った稲、黄金色の穂は時おり吹く風に揺れる。
近寄って稲穂に触ってみる、その重さは気持を豊かにする。

近くの田では、はぜ作りがすすんでいる。
はぜ掛米は自然乾燥が特徴で、貴重なお米という。

まだ彼岸花の咲かない畦には、もみを入れた袋の山があちこちに。
今夜は豊作の笑い声に、秋の虫もちょっと遠慮するかも。

ふと、事故米の転売が頭をよぎった。

(写真:昼休みしているコンバイン)
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秋色に

2008年09月12日 | 自然 季節
                           

朝ウオーキング、日ごとに気持ち良くなる。せみ時雨は虫たちの合唱に変わり、暖かだった風は少し肌寒く感じる朝もあるが心地よい。

出会うウオーカーの服装はすっかり秋バージョンに変わった。

虫たちの合唱はこちらではリンリンリンリンと忙しそうに、向こうではリ~ン、リ~ン、リ~ンと悠長に、まるで指揮者がいるように変わる。

聞きながら歩くと、ひとりでに歩調がその音色に合ってくる。それにあわせて腕の振りかたが変わる。そんな自分にフト気付きなんとなく笑う。

歩道そばの虫たちは足音が聞こえるのか近づくと鳴きやむ。歩道をふさいでいたクモの巣がなくなった。虫の声に送られてその場所を移したのだろうか。

桜の木が紅葉を始め落葉も見られるようになってきた。そんななかある場所では裸木を幾本か見かける。この違いは何なのだろう。

近くの小学校からお遊戯の音楽が聞こえる。運動会の練習、これから秋が深まる。あと1週間ほどで彼岸のいりだ。

(写真:秋をつげに来た赤とんぼ)
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タッチの差

2008年09月11日 | 生活・ニュース
                 

宝くじの1等賞金が500万円のころ。数人の職場仲間でグループ買いをしていた。抽選の翌日新聞で当選番号を確認する。組番号が同じ、期待したが、ちょうど10番違いだった。昭和40年前後。

世話人は「もう1人前に並んでいたら」と悔しがることしきり。悔しいのはみな同じ。その日の帰り、当該宝くじ券売り場にはでかでかとした文字で「1等当選」の張り紙、意味のない張り紙に見えた。以後グループ買いは自然休止から中止へと変わった。

東京出張は夜行寝台「あさかぜ」が主流のころ。ギリギリまで残業して駅に。先に雑誌を買った。駅弁を買おうとしたら前の人で売り切れ。駅弁を買った最後の人は私の次に駅舎に入った人だった。しかしあとの祭り。

タッチの差、水泳ではよく使われるしその意味を実感として味わっている。ひと呼吸、1歩、ひと足、瞬きのあいだなど僅かな差をその場面にあわせた言い回しがある。微妙な違いが伝わる。

青い空に幾つもの白い雲が流れている。その流れは早い。ある駐車場でドアのロックを確認し、ふと見たらスヌーピーが飛んでいる。急いで携帯ケースからデジカメを出し構えた、数秒も経っていないがスヌーピーは変身していた。

遅れて押したシャッターの残像を液晶で見ていたら正午を知らせるサイレンが鳴った。すると駅弁の買えなかったことをふと思い出した。あの時の残念だった気持ちが今もどこかに残っているのだろうか。

(写真:変わりスヌーピーになった白い雲)
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