日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

脇 役

2009年04月15日 | 陶芸
               

陶芸教室で作った高さ10数センチあまりの花瓶、といえば大そうに見えるが、「花を入れる」器にはなるだろうと、出来上がった物を見て思っていた。持ち帰ってひと晩水を入れて放置し、水漏れしないことを確認した。

庭に咲いた椿が活けてあった。見ると水漏れテストしたあの器に挿してある。形も色もそれほど気にいったというものではなかったが、花を支えている様子はなんとなくいいかな、とこっそりと自賛。

生花は活花とも書き、鑑賞のために切り取った草・木の枝や花を花器にさす(国語辞典)とある。別の説明では、草木の枝・葉・花を水を入れた花器に挿し、席上の飾りとすること、とある。

難しい理屈など知らないで挿されている椿は花を誇っているようで「私が主役」と言っている。ならば器は脇役ということになる。脇役は主役を助けることが役目だ。ならば器でなく花器と呼ぼう。

今は小さな器や皿のような形をした物しか完成していないが、いずれ脇役から主役へ、食器棚の見えるところへ並び、やがて食卓にものる「陶芸作品」を、気持ちだけは進んでいる。

(写真:脇役を努める花器のような器と椿)

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
秘めたる闘志 (yattaro-)
2009-04-15 21:20:24
一作品ずついいものが出来上がり、それにつれてまたいいものが出来る・・・
更に色んな芸術品に挑戦、秘めたる闘志で。
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いい感じの花器ですね (まな母)
2009-04-15 23:08:06
ちょっと一輪飾るくらいのゆとりが無くてはいけませんね。
明日は、蕨を採りに行こうと思っていますが、ついでにヤマツツジを取って来ましょう。
いい器が無いので空き瓶にでも生けましょう。
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主役と脇役 (kanopin)
2009-04-15 23:36:33
焼き物は全く分りませんがブログを拝見し考え込んでしまいました。
主役と脇役。花を生かす花器、花なんか入れないで自分を誇示する花器。
料理を盛る時に料理を生かすためにシンプルな皿を、と聞いたことがあります。
それぞれの役割があるのでしょうね。
人も一緒かも。と、考え込む春の日替わり時間帯でした。
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魯山人風 (初ちゃん)
2009-04-16 00:53:49
先日福山まで魯山人を見に行きましたが料理人としての魯山人は料理が引き立つ器を多く作っていました。
この花入れは「志野焼き風」で生け方もお上手で花とよく合っています。
私の友人のご主人も陶芸をされているので沢山貰っています。形が悪くても我が家では一番重宝しています。
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Unknown (あーと)
2009-04-16 09:29:00
私も花器と花と周りのカーテン、出窓(?)の色
すべて合っていると思います。(^^♪
↑初ちゃんが言われているように「志野焼き風」でステキです。
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脇役がいいね~ (sibuya)
2009-04-16 19:29:06
自信作の花瓶・・なかなかいい感じですよ。
椿の花も引き立って喜んでいるのでは・・
花を活かせて花瓶は脇役に徹する・・
縁の下の力持ちの花瓶です。
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yattaro-さん (tatu_no_ko)
2009-04-16 20:41:38
作り終えるまで何に使えるかものか分からず、形ちが出来てから「花瓶」になりそうだ、そんな段階で遊んでいます。
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まな母さん (tatu_no_ko)
2009-04-16 20:46:05
いいものは器を選びません。ヤマツツジを活けそしてその感動が252字に、いいですね。
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kanopinさん (tatu_no_ko)
2009-04-16 20:49:47
現役の頃はいつも脇役、なので脇役の気持ちが分かる気がしているつもりです。
焼物教室も加齢対策、理屈は抜きに楽しんでいます。
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初ちゃんさん (tatu_no_ko)
2009-04-16 20:56:41
魯山人、ブログで拝見しました。
志野焼き風、ありがとうございます。釉薬は見本を参考に指導者に教わりながらの手探りです。
楽しんでいます。
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