日銀総裁が在任10年で退任、後任人事が先日の国会で可決された。黒田バズカー砲という名称で展開された金融大緩和策、アベノミクスと共存で今日まで続いる。今に至ってもこれを強く支持する人もあるが、株価は上昇しても日々の生活に豊かさと安心感を与えるものでなかった。新総裁は分析しよく検討し策を決めて欲しい。
このところの止まらない物価上昇、買い物に行くたび妻のボヤキから伝わる。こうした物価の上昇を現日銀総裁は身をもって体験していないのでよくわからない、そんな発言をされていた。庶民の生活実感わからなくて、どうして活力を生む金融政策を推進できるだろうか。物価上昇2%の目標は外的要因で超えたが、どこで落ち着くだろう。
スーパーに行くたびに鮮やかな色あいの釣り下げ幕やのぼりが目に入る。財布の口を緩めてもらおうとする店側の苦労が伝わる。と言って年金生活者ゆえ容易には応じられない。値上がりで注目を引く鶏卵、先日は陳列棚にわずかしか残っていない。農水大臣も鶏卵の値段と品不足をようやくわかったような発言に変わった。
世話になっている家庭医は診察のとき「3度の食事は摂れていますか」と必ず問いかける。食べることは生きていくうえで絶対に欠かせない。食品の高騰はあるが節食までは進行していない。大幅賃上げ、物価安定、経済好循環となり民生安定が早く来ることを新日銀総裁に望む。
(今日の575) 折り込みのチラシで捜す目玉品
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