6年前の九州豪雨でJR九州の日田彦山線の添田駅と日田駅間は不通になっていた。線路を道路に変えこの間を結ぶバス高速輸送システムが今日から開業した。地元の人らの喜びの顔がはじける。運行数は鉄道の1.5倍、病院や商業施設などに駅が新設されその数が3倍の36に増えたという。乗車したことはないが、これだけでも地元の人らの喜びの顔の意味が解る。期待は大きいのだろう。
宇都宮ライトレール開通のニュースをちょっと「いいなあ」という思いで見た。渋滞緩和のためと言われるが、他にも大きな狙いがあるそうだ。少子高齢化の社会を生き抜くために、車の運転ができなくとも市内を移動でき、健康で元気に生き抜くための公共交通を作るためという。延長も決まっているようだ。
ローカル線の存廃を気遣う小さな地方都市ではこうした新しい将来性のある交通システムを構築するのは困難かもしおれないが、高齢過疎地域に住まいの人のためになるよう、ローカル線の運用方法を関係者には考えて欲しい。
所用で出かけ徒歩で帰宅途中、緊急車が傍の陸橋を渡り始めた。下からはその姿は見えないが、ふと思った。この陸橋が無ければ緊急車は踏切を通り、狭い橋を渡って向こう側に行くしかない。私も運転してよく通る便利な陸橋である。高齢者や運転できない人へのこうした便利な手段の施策が欲しい。ライトレールの映像を見ながら思いついたまま。
(今日の575) 藩政の迷路は今じゃ裏通り