「そろそろレンジフードの掃除のころ」と妻の話。しばらくして「掃除ください」のアラームが点灯しその時が来たことを教える。前回の掃除した日をカレンダーにメモしているようだ。そういえば、定期的な家事がカレンダーに書き込んであり、そうかと気づくことがある。忘れ防止には役立つがちょっとせかされる気はする。
現役のころは会社手帳にあらゆる予定を記入していた。仕事上の会議や打ち合わせや訪問などの約束ごと、書類の提出締め切りなどなど、手書きでメモしていた。それはその都度手帳を開いてメモをした。そうすることが仕事に穴をあけない、先方に迷惑をかけない、仕事がスムース進められるためだった。何日か、何週間か、何か月か先の頁を開いてメモもした。
今ならスマホのスケジュールを開けばポンポンポンで何日先でも簡単に呼び出せる。時間も場所もパット打ち込める。年金生活では予定の数はしれている、現役のころにこんな便利なものに出会っていたら、と思いながら数少ない予定を眺める。
今も１年ごとの手帳を使っている。古い手帳は断捨離せずに残している。何かの折に、あの時はと思い出し繰ってみることがある。日頃思いださない同僚や出会った人の顔を思い出すが、思い出せないこともある。記録を残しておけば自分史になると聞く。いつかそれに役立ててみたいものだ。
（今日の５７５） ぐちゃぐちゃと消した予定は何だろう
