
農家の方のスーパーで「カボチャの値段を見てびっくりした」というブログを読んだ。野菜など買うことの無い人から思えば驚いても不思議はない。商品棚に並ぶカボチャは全部3分の1か4分の1の切り売り。その値段から1個まるまるに換算してみたら、なんと600円から最高800円くらいの計算になり、驚いた。
夏に収穫のカボチャ、我が家はここ何年も何個もいただくので値段には無頓着だった。昔から冬至に食べるものとしてカボチャを聞かされていた。夏に届いた最後の1個は日の当たらない所で冬至まで保存している。ブログを読んだ日、ほくほくした食感とどんな甘味かと期待しながら、半分にさらに半分に切った。ワタと種を取りの出していて発見した。
半世紀以上にわたって食事を作ってくれる妻も見たことが無いという。それは、数㌢ほどの白いニョロニュロの芽のついた種が1個出てきた。わたの中で発芽、素人の私には疑問を持つだけで何の応えも出ないが、珍しい事には違いないと洗って保管した。グーグルレンズをかざすと実物は見たことのない「サナダムシ」と答える。似ているのかも知れない。
どうなるか、プランターの隅に種の部分を植えて数日になる。すると先端の穂先のような部分が土にもぐりこんだようになった。どんなに変化するのか、カボチャの育つ時期ではないが水をやるくらいで手を加えずに観察してみようと思っている。
(今日の575) 戦時中カボチャは食の花形だ