台風14号は発生して次第に強大となり大型で超のつく勢力で日本にやって来た。その強い雨と風、そこから発生が予測されるあらゆる形態の災害が、CGやあるいはこれまでの記録映像から繰り返し流される。これがTV時代の台風報道だろうか。余りの深刻な災害情報に、気分が悪くなった人があるという。
九州西部を北上してきた14号が東方に転換し本州最西端の本県を通過するコースは当初から予測され、昨日は報道もエスカレートしていた。床に付く頃から台風は次第にその様相を出し始めた。情報はスマホだより、こちらも間をおくことなく多方面からの情報が入る。頭上を通過すると思えば睡眠の薄さはガンマンのしどころ。
朝になり昨夜からの情報を見直す。待っていたかのように雨音が激しくなった。錦川上流のデータを見ると水位が上昇している。雨は休むことなく降っている。上流の複数のダムが放流を始めた。雨量プラスに放流が加われば水位の上昇スピードが増すことは素人でも解かる。
錦帯橋の石組の橋台はほぼ濁流によって隠れている映像が流れる。錦川最下流の水位測定の臥龍橋の水位が見る間に上昇、氾濫警戒水位を突破した。緊急安全確保の要請が繰り返し流される。これほどの水量は何年ぶりだろう。16時に各種の避難指示は解除され、ひと安心だ。
(今日の575) 情報の過多にも疲れ贅沢か