日々のことを徒然に

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マスクの顛末

2022年05月23日 | 社会 政治

 「アベノマスク、いればどうぞお持ち帰りください」と多少の揶揄を込めた言葉で勧められた。アベノマスクはコロナ禍の始まったころ「全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えますよ」という首相秘書官の進言で事が進んだと記憶している。その金額は総額400億円といわれる。しかし、8千万枚余が在庫となりその保管費用が6億円ということを会計検査院検査で判明、希望者には無料・送料負担なしで送られた。

 知人のところには5月GW明けに届いた。感染防止用のマスクとしては使用できない物なので思案の結果、「いればどうぞ」ということになった。手に取って見ながら、国から各戸に郵送された2枚を開封せず残している。それは透明の袋を透して見える2枚の品は、色合いと生地(ガーゼ)の違いが素人でも判別できるお粗末なものだったことを思い出した。

 袋には中国語で製品の説明が記されている。そこから判読するに、生産は2020年5月、有効期限は24カ月と読める。今は22年5月、ということは4月に有効期限が切れていることになるのでマスクとしての利用は考慮の外、国は感染予防には不織布製を推奨している。

 こんなずさんなことは民間企業では、悪意がない限り起きないと思う。国会答弁席の各大臣は大型の不織布マスク着用なのに、安倍元総理一人があの小さなガーゼマスクで通されていた。「責任を感じての着用」そんな同情の声もあったが、無駄になった税金は戻ってこない。用途は未定です。

 今日の575)  責任はマスクじゃなくて国にあり
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