日々のことを徒然に

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習字から書道へ

2022年05月25日 | 生活・ニュース

 かつて同じ会社に勤めていた女子社員の話し。彼女は私のよく知っている人と社内結婚、主人の転勤に伴い今は東京に住んでいる。20年前に東京で書道塾を開き、現在は二つの教室で広い年齢層の人を指導している。

 書の指導の傍ら、地域の文化芸術活動にも積極的に参加している。と見ているようなことを記したが、旬報に載っていることから想像できる。生徒一人一人の個性をつかみながら一字一字を活かしていく姿も感じとれる。また、日夜積み重ねる書道家としての研鑽も、多くの書家との交流からうかがえる。

 直近の旬報のタイトルは「習字から書道へ」。習字は「文字の書き方を習うこと」、書道は「毛筆を用いて文字を巧みに書く」。この違いを認識したことはなかった。小学校の時に「習字」の時間はあった。硯で墨を擦り字を書く、そのくらいの授業だった。戦後すぐで、半紙など不自由したと思う。それでも「錦帯橋」と書いて出品、知事賞を貰たことが記憶にある。

 小学校時代の机が教育資料館にある。二人掛けの机には硯入れがあり、周りに墨をこぼすことは無かった。彼女は幼いころから書道にいそしみこんにちに至った。他界された彼女のお父さんとは陶芸教室で創作に取り組んだ。「娘からの注文」という作品を何度か拝見した。その作品を旬報で見かけたこともある。習字から書道へ、何事にも通じる意味深い言葉だと思う。

 (今日の575) 字のまずさ歳重ねても変化なし
コメント (2)
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