日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

立春の朝

2022年02月04日 | 地域

 コロナ感染者が1日で10万人を超えた節分の日、コロナ蔓延の早い終息を願い「鬼は外、鬼コロ消えろ、福はうち」と豆まきの家もあったのではと思う。有名寺社の豆まきも時短に参加者制限など2度目の寂しい節分だった。新聞販売店のサービスと恵方巻の伴をして来た2袋の豆で、節分を過ごした。

 ブログに何度か書いたが、子供のころに祖母から聞いた節分の話し。「節分の豆を歳の数だけ願いと一緒に紙に包み、誰にも見られれぬ様に四辻に置き、振り返らずに立ち去る。すると願いが叶う」。小学校へ登校途中のどこの辻にもいくつもの紙包が置かれていた。それを踏まないように注意しながら歩いた。

 ここへ住まいして28年目、家の前は小さな辻になっている。ある年の立春の朝、辻にいくつかの紙包を発見し、占いの生きていることに驚いた。しばらく続いたが、それからは間断状態が続いている。ところが今朝5時過ぎ、大きな包みと小さな包みが辻の中央で並んでいた。数年ぶりではなかろうか。願いは入試合格、それとも早く消えてコロナ・・・、立春の朝のいい出会いに心温まる。

 しかし、社会が動き始めると、包は車に押されて紙は裂け豆は砕けていく。はた目には願いがつぶされていくように見えるが「しっかり叶いますよ」、昨夜からの動きを見届けていた明るい街灯が保証してくれる。

 (今日の575) 鬼はそと鬼コロ消えろ福はうち
コメント (2)
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