日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

椅子がないのに

2022年02月16日 | 生活・ニュース

 昨夕のローカル放送局制作のテレビ番組。TV番組欄の紹介には「79歳 まちの発明家が生み出すオモシロ発明品とは」とうたってある。写真はその一コマで、椅子が無いのに腰かけている。腰かけているのは発明家本人。レポーターは腰の下で手を振って何もないことを確認し、首を傾げる。

 発明家は知人で同年配。ニュースの発端は、発明学会主催の「身近なヒント発明展」で優良賞を受賞されたこと。それを知り合いの新聞記者に話したところ大きな記事になり、記事を受けてTV取材に至ったという。新聞取材は数時間、TVはその倍くらいと知人からの電話で知った。

 知人は陶芸同好会の仲間、ここでもいくつかの発明品が誕生している。その一つに、陶芸では欠かせない轆轤がある。専門家はこれを使って作品を作る。そうしてみたいが、入会以来そう思うだけで終わっている。この轆轤の回転速度を自由に可変でき、素人でも使いやすくした装置を完成している。いつか使ってみたいと思っている。

 発明の動機は「もっと便利に、もっと楽に出来ないか」にある。放送の中で私も知っている発明品がいくつか紹介されていた。作品に使用する資材は身の回りで不用となった物を使うことが特長だと思う。放送終了後に、優良賞の対象発明品「ハンドキャリー」の注文が入ったという。これは神社関係者が畳を運ぶ重そうな姿を見て、楽に運べる方法はないか、と思い立ち完成させたと聞いている。レポーターはこれで畳を楽々持ち上げ歩いて見せた。

 (今日の575) アイディアは楽をしたいが生みの親
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