日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

当たり前のこと

2021年12月29日 | 生活・ニュース

 盆や正月に故郷へ帰省する。親の顔を見に、あるいは見せに、親にとっては孫になる子どもを見せに、帰省にはそれぞれ理由がある。結婚したい人を親に紹介するためという生涯を掛け帰省もあろう。それぞれがそれぞれの思いで帰省する、これまでは「当たり前のこと」で民族大移動などと表現された。

 この当たり前がコロナ禍ではそうではなくなった。特に大都市から地方への帰省には強いブレーキが掛った。親は帰るなという、子どもや孫は自重した。車で帰るという息子に「東京ナンバーは止めるところがない」と言い聞かせた人もある。感染力が強いというオミクロンに警戒をしながら帰省数が増加している。昨年よりは当たり前の日常に戻ったが、やはり心配はつきまとう。

 車の運転は安全に、仕事は真面目に、そんな声を掛けられるとそれは「当たり前」で当然なことだと口答えしたことがあるかもしれない。思い返してみると、これまでの生活で「当たり前の事々」に感謝の気持ちを示したことがあったろうかと反省する。仕事をしたから給料を受け取る、この当たり前のために当たり前のこととして助けてくれた家族や同僚があった。

 こうした当たり前のことが欠けると争いになる。平和は当たり前だと思っていても、国の思い違い、軍備を持つことが国を守る平和への道などとの政が強まると困ったことになる。最近の国際情勢の報道を読むと国家間の緊張が増している。世界の指導者は「戦争や飢餓のないことが当たり前」の地球となるよう力を合わせることに勤しんでもらいたい。
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