日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

うどん自販機半世紀

2021年05月09日 | しっちょる岩国

 市内には通称「欽明路道路」とか「欽明路バイパス」いう県道15号線がある。下りを起点にすると錦見3丁目交差点から国道2号線と分かれ玖珂町野口で再び国道2号線と合流するまでの16.6㌔。。カーブの多い廿木峠をバイバスする主要地方道に指定されている。開通は1972(昭和47)年の4月だからまもなく半世紀になる。

 当初は有料100円、値上げで200円になったが開通直後からよく利用した。信号も少なく、カーブの多く交通の難所であった峠道がカットされ便利なことから交通量が多く、予定より早く償還が済み15年目に無料になった。この道路と開通と同時に開店した自販機コーナー「欽明館」がある。今もネットではここの情報が発信されている。

 開店から変わることなく今も働き続けているのは「うどん そば」自販機。子どもが小さい時には我が家から歩いての距離なのでよく利用した。これと同じ自販機についてTV番組で「点検修理出来る人がいなくなったので、次に故障したらおしまいです」と残念そうに話す店主の顔に寂しさを感じた。

 この自販機、開店直後に、一晩中作動して機外にうどんの山ができたことがある、知り合いの店主が笑いながら話してくれたことを記憶している。白と赤と黄を背景に「うどん そば」の文字、今朝、これを背景にして記念写真を撮る大型自動二輪車のカップルがいた。多くの人に親しまれていることが伺える。それにしても半世紀、よく働くものだ。
コメント
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