日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

この1年から

2017年12月30日 | 生活・ニュース

 「年越しに思い出多く走馬燈」、この句は今日の購読紙に載った時事川柳で作者はかって机を並べた大先輩。内外の十大ニュース、同じくスポーツのそれらも特大な写真とあわせて読者に届いた。表面は穏やかに見えたり装ったりしたかもしれないニュースだが、その裏には情熱や怒り、無念さや不安、再起への思いなどが胸中に渦巻いているだろう。私の1年は何があったろう。

 父の急逝から間もなくの結婚だったが金婚式を迎えたことことは今年一番の出来事になる。振り返ってみると社会の大きな変遷には少々乗り遅れた感はあるが、幾つかの波風を乗り越えてきた。そこには家族はもとより弟や姉妹とも睦まじく過ごせた背景があると思う。孫娘が志望の大学に入学出来たことは春一番の知らせだった。、私の記憶では小学4年の夏休みころに何かの出会いからその大学を目指し頑張りぬいた。合格したという電話の声はこれまでにない嬉しそうに聞こえた。

 いくつかの別れもあった。全快の見込みのない難病で下の妹の連れ合いが73歳で他界した。数年に渡る義弟の闘病と妹らの看病の姿に力強い家族の絆を感じ、安心して見送った。また、高校時代のクラス会出席を楽しみにしていた関西在住の一人が病で欠席、会の10日後に亡くなった。快復を願い宴席での寄せ書きを胸に抱いていたという。

 知人で在京の書家のブログの一節をお借りする。「書道には『目習い』という言葉がある。ただ書くだけでなく人の作品を鑑賞することは大切で、作品の良しあしを見分ける目を養う糧になる」。ここ10年あまり短い文を書いて投稿することを楽しんでいる。人様の作品を読むことはそこから力を得ることに連なる。年明けに出版される同人誌の再読から手をつけよう。
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