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「3日遅れの便りをのせて・・・」という都はるみの熱唱歌がある。あの時代なら情緒ある実感として歌詞に入れた。が、今は違う。スマホなるものを手にしていれば地球の裏側の情報も即座に入手できる時代、いくら地球から30数万㌔かなたのことといっても足掛け3日も遅れるとその価値は何分の1にもなる。そんな批評を恐れず弁解も含め記念の1枚をアップ。
空模様を気にしながら、先ごろ近くで催されたフェスタの写真を整理しているとき「撮った?」とお世話になっている方から電話。被写体はスーパームーン。その日は雨や雲で遮られ観察できなかったが、1日過ぎた昨夜はそんな邪魔もなく快晴、「いい写真が撮れた」という電話に促され、手のひらサイズのデジカメだが光学40倍ズームの自称優れものを持って庭に出る。
スーパームーンという言葉は天文学ではなく占星術に由来するそうだ。楕円軌道を描く月が地球に最も接近する月をいい通常より直径で13%、明るさで30%増すという。月が地球に最接近した直後に満月に至る現象は18年に1度、今年のように接近するのは68年ぶりという。
30数万㌔先の月に焦点を合わせる難儀さは何回経験しても思いのままにはならない。十分な備えなくしては何ともしがたい。シャッターのたびに液晶モニターからはみ出す。それでも何枚か黄色の月がメモリーに残る。18年先に今夜の月と見比べることができるだろうか。すでに知人の何人かはブログやFBにいい撮り方でアップされており後塵を拝すが記念にのこす。