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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

今年の稲作

2014年09月29日 | 自然 季節


 今年も家内の実家から新米が届いた。会社員だった義兄は受け継いだ田を荒廃させ周辺に迷惑をかけないようにするため、米作りを委託している。今年は天候の異常からか2割くらい収量が減ったという。今夏の低温多雨は米のみならず農作物全般に良くない影響を及ぼし、野菜類の高騰を招いたのは記憶に新しい。

 さらに日照不足が米に追い打ちをかけ、その成育を妨げる「いもち病」が広がるとして県内には警報が発令されている。これは21年ぶりのことと載っている。早期の防除が必要で、遅れると減収に加え品質も低下する。昨年は97だった県のコメ作況指数、今年は95でやや不良となっている。米作りの経験はゼロだが、いもち病は子どものころから聞き覚えているコメ農家を悩ます稲の病気と知っている。

 収量減に合わせコメ農家に悩ましい事態が起きている。今年のJAが農家へ支払う概算金が20%強下がり、過去最低になるという。これではコメ農家は二重三重の苦を担うことになる。TPP交渉の難問の一つ、日本のコメを守る、米農家を守るという方針以前の問題に戻らなければ、と心配をする。概算金大幅低下の理由は米の在庫増、消費量の低下となっている。

 孫はご飯が好き。帰省したときも毎食ご飯を食べる。今年の夏休み、オーストラリアに語学留学したとき、「白いご飯を食べたかった」という。ご飯大好きな爺の後を継いで欲しいと願いながら、届いた新米を送る準備をする。
コメント (2)
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