日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

目立たぬ水位観測所

2013年10月15日 | 生活・ニュース


 何かにつけて「異常」といわれる最近の気象。猛暑・極寒・豪雨・豪雪など聞きなれたり使い慣れた表現ではその程度が、これまでの経験からは予測できない厳しさになっている。そこで考えられたのが8月31日から始まった「特別警報」。

 これは「基準をはるかに超えるような大規模な災害の恐れが非常に高い場合、最大級の警戒を呼びかける新たな警報」とされている。これまでの「注意報」や「警報」を上回る危険が迫っていることを気象庁が発信する警告。世論調査で、この特別警報を承知していない人が多いといううが、不思議だ。

 これらの対象は大雨、暴風、高潮、波浪、大雪、暴風雪の6種類という。これらの危険な状況を知らせる「最後の情報」という。特別警報の正式な実施前、7月の末に萩・津和野水害で気象庁が類似の警告をされ、その後も各地の洪水に適用された。異常気象は続いている。情報過多はこまるが、人命にかかわる警報には十分注意したい。

 そんなデータ収集の一つに河川の水位観測所がある。水面からサイホンのようなパイプが法面に沿って設けられている。サイホンの先端は水位測定装置に繋がり、結果は無線送信される。素人目にはそう見える。水位に合わせ、水防団待機・はん濫注意・避難判断・はん濫危険などに水位区分が誰にでもわかるように記されている。

 大雨のとき、県の防災メールで錦川の水位を確認していたが、測定方法を知ったのは初めて。ただ、観測所は川の法面にへばりついている、人目に触れにくいだろう。そこの異常を知ったら通報することも身を守ることになる、洪水のないことを願いながらそう思った。
コメント (2)
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