「第11回椎尾八幡宮三十三年式年大祭」の行事内容が自治会を通じて配られた。氏子の減少や不況の影響などで式年祭開催は厳しい状況、そんな報道に接し心配をした。その後、実行委員会が発足し伝統の祭事が行われることになった、何度かこのブログでも紹介した。
三十三年式年祭、「住民の出費がかさむ」という神のお告げで1693年から数え年で33年に1度行われることになったそうだ。今年はその11回目に当たる。大祭は2週間先の18日の前夜祭に始まって19日の奉納行事、20日の大祭と3日間行われる。最終の御神幸行列は奴道中・南条踊り・山車・稚児行列などが加わり、4時間にわたって神社境内、氏子の住む地区を巡るという。秋晴れを祈っている。
椎尾八幡宮は1626年、岩国藩主吉川広正によって建てられた。子どものころから地域では「しいのうさん」と呼び、今も「しいのうさんに参る」「しいのうさんのところ」などひと言で通じる。市営バス停も「椎尾神社」。
奉納行事の中で「しいのうさん」近くの岩国小学校児童による子供歌舞伎を楽しみにしている。夏休みも歌舞伎役者の指導を受けるなど練習を重ねてきたという。また、向峠神楽は3時間に渡って演じられるというので期待している。もしかしたら、知人のお孫さんが初出演されるかもと、勝手に思っている。
式年大祭に3回出会える者は幸せという。私は3回目の出会いになる。神の前で欲得を願ってはならないが、凡人なれば許されるのでは、と期待している。