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今年の米価は

2011年08月07日 | 生活・ニュース
           

食料の自給率の低さが指摘され始めて長い。目に見えた改善は果たされていない。それどころか自然災害による不作、中山間地の過疎化の進展による就農者の減少など、日本の食糧環境改善の途は厳しい。

米の収穫期が近づいてきた。今年は福島第一原発事故に関連し、東北の稲作地帯のみならず広い地域で放射線による収穫や出荷見送りが懸念されている。農家のみならず、日本の食にとって厳しい状況にある。新米が登場しないうちに古米を買い占める人も多いとか。

市内のある公民館で「天明後米一俵価格表」という一覧を目にした。天明元年(1781年)から昭和57年(1982年)までの各年についての価格を知ることができる。出典については注記がされているのでそれを信じることになる。

明治元年は2円39銭、大正元年は8円38銭、昭和元年は15円14銭となっている。1万円を越えたのは昭和48(1973)年で10218円とある。別の資料では以降値上がりし昭和60(1985)年が1万8千円を超え最高。以後値下がり傾向が続く。平成元年は16743円。昭和17年以降は政府買い入れ価格と注記がある。

日本人の主食である米、近郊でも早い稲田では穂が風に揺れている。昔より植え付けも刈り取りも時期が早くなった。自然災害を受けることなく順調に育ってほしい。また、関係地方の放射線の影響の少ないことを願っている。

(写真:米1表の価格一覧の一部)
コメント (5)
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