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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

裏から見れば

2009年08月25日 | 生活・ニュース
               

よく通る道そばに庭木がいつも手入れされた家がある。縁側から見たそれは見事な植え込みなのだろうが、塀の外から眺めるとなにかの舞台裏を眺めているような気がする。

舞台裏は「客席から見えず役者・道具係などが待機しているところ。転じて、あることが行なわれる裏面、一般には知られない事情」(広辞苑)という。少々謎めいた意味を感じる。

衆院選挙の運動も今日を含めて残り5日、候補者とその応援者はあとひと頑張りと懸命だろう。報道各社は各地の選挙動向を伝えながら、世論調査と取材による当落の見通しを記事にした。各社とも「政権交代」は避けられないとしている。

国会で赤絨毯を踏めるのは裏で多くの支持者・支援者の絡み合った力強い支えがあり、時には潤いもいただくからだ。生気のある小枝が揃ってこそ支えられる。そのことをおろそかにすると、1本目は折れ2本目は去りしていくうちに裏の支えは弱まり、気づいた時には総崩れする。政権交代という記事の裏側にそんな思いを抱く。

また、当落の記事は、引退以外に議員資格を失うことは無いだろうと思える大物といわれる人の名前が失業側に入っている。非正規労働者の悔しい気持ちの万分の一でも味わって欲しい。

そんなことを考えながら裏側を撮らせてもらう。何も隠すことなく撮らせてくれる庭木に、人に勝る姿勢を教えられる。

(写真:舞台裏を連想させる庭木)

コメント (2)
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