日々のことを徒然に

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盆踊り

2008年08月16日 | 生活・ニュース
               

各地で行なわれる盆踊りやそれにまつわる行事の様子を読みながら小さな広場での盆踊りを思い出した。

広場の中央にやぐらを組み、その足元を紅白の幕で囲い大太鼓を立て掛ける。太鼓の前には打ち手用のむしろが敷かれ、広場の周りは色紙で飾られた竹が立てられ、日暮れを合図に竹に吊るされた提灯に灯が灯る。

やがてやぐらの周りを輪になって踊りが始まる。町内の人はもとよりお盆に都会から帰ってきた人、踊りを訪ねて来た人など盆踊りを楽しむ輪が2筋3筋と増えていく。

やぐらの上では、浴衣の片袖を脱ぎ鉢巻姿で番傘を片手に差し、吊り下げられたマイクに向かって音頭を歌う人、歌い手に似た姿で音頭にあわせ軽妙な動作で太鼓を打つ人、踊らずにその音頭だけを聞く人、子どものころの盆踊りをぼんやりと思い出す。

青年団としてお世話するころは、町内の戦没者とその年に町内で亡くなられた方の慰霊祭に続いて盆踊りが始まった。それだけに様々なこめる想いが踊りに表れていたのではと思い返す。

近くで行なわれる盆踊り、子どもの行事だったり久しぶりの顔合わせの社交の場であったりと、懐かしい様子は遠くに去っている。音頭は拡声器からの音楽に変わり遠くまで聞こえる。色紙に飾られた竹が立っている様子にすくわれる。

地域のコミニケーションの場として続いて欲しい、氷で冷やされた缶ビールを飲みながらお世話される人と話した。

(写真:お盆を送るように降る雨)
コメント (4)
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