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日本柔道が世界の柔道になりその本筋が変わりつつある。世界柔道連盟から議決権のある日本の役員が不在になるなど「ジュウドウ」になっている。勝負も「ポイントで勝つ」という流れは止められない。
そんななかでオリンピック女子柔道63㌔級決勝戦の中継を見た。谷本歩実選手が五輪2連覇、その全てが1本勝ちと放送された。決勝戦の前、「せこい柔道は大嫌い。正々堂々と戦い1本にこだわる」谷本選手と紹介されていた。内股でその通りの結果を出した。
中継画面を見て「新聞に掲載される試合の写真は組み合って落ちる寸前の谷本の笑顔」と決めていた。見事に当たった。購読以外もネットで見る限り僅かな時間差での写真、何れも予想した場面だった。
谷本選手は昨年秋、腰椎分離症で練習も出来ない大きな試練があったという。ほかの苦悩も報道されているが、乗り越えての1本勝ちがあの笑顔を生んだのだろう。
1本勝負ではないが、この1枚と思い込んだ写真が各紙に掲載された。紙面担当者と同じ目線だったことが嬉しい。しかし、あの場面を撮っているカメラマンには敬服のほか無い。
(写真:描いたとおりの笑顔の谷本優勝瞬間の写真)