日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

子どもたちとパソコン

2008年08月02日 | パソコン講座
               

パソコン講座の機材を積んで市街地から20数㌔ほどの山合の集落へ車2台で向かう。途中、満水のダム湖に沿って数㌔走る。心なしか風が気持ちいい。会場は田園が見渡せる小高い位置にある。そばの静かな杉林が里山を感じさせる。

定員一杯の受講申込、設営を終えたころから受講者が見え始める。初対面の方ばかりだが、そこは年の功、すぐに和やかな会話に移る。

お母さん受講者について子どもたちが来た。園児から小学校低学年くらいの10人ほど。子どもの来場は初経験。夏休みの1日、変わったことは無いか、子どもの好奇心は理解できる。

「託児所が居るな」など軽口をたたきながら、予備のパソコンをセットし、ペイントでの自由画描きとトランプゲームのソリティアを教えた。

子どもたちの声が講座を妨げないか心配したが、親たちを超える熱心さでマウス操作をする。代わる代わるに。ソリティアではいきなり上がりに達した女の子がいた。描いた絵もうなるものばかり。のびのびとした子どもらしさが表れていて嬉しい。

お昼からも来るといい、昼食を済ませてきた子どもたちは講座終了まで熱心に遊んでいた。「学校でパソコンを習っている」と教えてくれた小学1年の男の子、手からはみ出しそうなマウスを上手く扱っている。

10数年前に仕事がらみで仕方なく始めたパソコンへの挑戦、壊したら大変とすべの操作が恐る恐るだった。

今、子どもたちは食事の箸を持つようにマウスを簡単に握り楽しんでいる。時の差・年の差といえばそれまでだが、違いに戸惑ながら何処かで喜んでいる自分に気づく。

夏休みの終りころ、同じ会場で子どもたちだけのパソコン教室を開く。また来るねと蝉時雨の暑い中へ子どもたちは駆け出した。

(写真:講座会場前の薄暗い杉林)
コメント (4)
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