日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

セミ捕り

2008年08月04日 | 生活・ニュース
               

園児でも年長さんくらいの男の子がおばあさんとセミ捕りに夢中だった。といっても男の子が網を振り回す、そのたびにセミは別の枝に移って行く、その様子が面白くもあり気の毒になった。

男の子の持っている網は大口径でトンボや蝶をとらえるには都合よいが、幹や枝に止まっているセミ捕りにはむかない。も少し小さな口で柄の長い網が欲しい。いまそれを言っても間に合わない。

おばあさんは「なかなか捕れません」と優しい笑顔で虫かごを差し出した。昔とった何とか、網を受け取り子どもの届くより少し高めのミンミンと鳴いているセミを狙う。被せるのではなくすくうように網を動かした。上手く入ってくれた。男の子はちょっと怖そうにしたが、自分で虫かごに入れ覗き込んでいる。

セミにしてみれば長い土中生活からやっと出て1週間か10日の命、捕らえられることは本望ではない。夏休み定番の昆虫採取、針を刺す時は「手を合わせるように」祖母から言われ、言われるまま深い思いは無いがそうしていた。

庭の草抜きをしているとき、クロガネモチの根本に直径2センチほどの穴を2つ見つけた。セミが羽化した後の脱け殻を捜したが分からなかった。

セミの脱け殻はエイリアンに似ておりフアンもいるが、虚脱状態の人の脱け殻はいただけない。気力を充実させ何にでも立ち向かえる、気持ちだけはそう持ち続けたい、暑さボケでなくそう思う。

(写真:真夏の空へ思いの丈を歌っているクマセミ)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする