日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

水くるま

2008年04月24日 | 回想


最高気温が20度を越え夏日も観測されるころになった。早いところでは田植えの準備が始まっていた。天気予報の花粉情報が紫外線注意報に変わった。穀雨が過ぎ春は終わった。

街なかを過ぎると雑草も勢いを得たように延びている。その中に子どものころ水遊びに使った、正式な呼び名は知らないが「はいたな」を見つけた。群生していた。大きな1本を選んで持ち帰った。

持ち帰ってみると思いのほかスマート、子どもの手では握りしめれないほどの大きなものもあったが、そのだ半分ほどだ。時期が早いのかも知れない。はいたなは竹のように節がありその間は中空になっている。上手く折ると「ポン」という音がする。

遊び方はこうだ。まず適当な長さ、そう15センチほどの筒を作る。切り端の両側から中心に向けて切れ目を入れる。そして10本あまりに切り分ける。ここが難しい。切りすぎると割れて用を果たさなくなる。

切り分けたら1日ほど水につけておく。すると切り分けられた1本1本が外側に回り込む。指を曲げ手の甲を併せたような形に変わる。筒に小枝を通す。小川の石で小さな滝を作り、そこにかざすと水車のように回り始める。

そんなことを思い出しながら作ってみた。今は誰もしない遊びだろうと思いながら水道を滝代わりにしたが上手く廻らなかった。ちょうど訪ねてきた入園したばかりの女の子、なんの興味も示さなかった。

(写真:はいたなの水車)
コメント (6)
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