沖縄から始まった桜前線が北海道中央部まで北上、札幌の桜が見ごろという。4ヵ月近くもかけて日本中を楽しませてくれた今年の桜もまもなく終わる。
桜の種類は大きく分類すると9種類、交配種をあわせると100種類、園芸品種をあわせると300種類以上あると、解説がある。60種という説明もある。かように沢山の種類があるということがわかる。
錦帯橋上流の桜トンネル、僅かに花びらを残した桜が1本ある。根本には花びらが「遅くまですみません」と申しわけなさそうに散っている。あとわずか、頑張れよと見上げて通る。
陶芸教室から窓越しに見える八重桜。海抜500メートルほどの向かいの山の斜面で今が盛りと咲いている。小雨にけむりおぼろげに見える色合に風情がある。観桜におとづれる人もそう多くはないだろうが、しっかりと咲いている。独り占めしたようないい気になる。
各地からつつじや牡丹の便りが知らされる。GWも間近、穏やかな日和を期待する。
(写真:小雨にけむる八重桜)