在職のころの昼食はもっぱら社員食堂派。安く内容も考えてあるから安心して食べれる。退職前は改装されてカフェテリア方式となり、メニューもより多彩になり楽しめた。ご飯と小鉢3品で300円あまりの昼食も可能だった。
定年後に契約社員として再就職、その退職直前の東京出張での昼食、送別会を兼ねたそれは豪華だった。銀座のあるお店。予約してあったカレーは数千円とか。ワインなどのドリンクを含めたら幾らだろう、と田舎者は思った。数千円の味は記憶していない。
さらに、お昼どきのその店内は主婦層がほとんどを占めている。テーブルには豪華な料理が並び、談笑の姿にビジネスは関係なさそうだ。この方たちの主人は勤め先でどんな昼食だろう、といらぬ事を考えた。
昼食は簡単に済ませるという話は聞く。しかし都会では、昼食のため長蛇の列で待つ姿がある。自分には真似のできないことで「よく辛抱強く待たれる」と感心する。そうしなければ美味しいものは食べれない、と諭されたことがある。
陶芸教室の昼食。施設の厨房で作られるランチを全員がいただく。メインディッシュは何かと楽しみにまつ。季節の何かが入った家庭的な料理がいい。同年輩の集まりだからそこから話が広がる。気づけば食べ終えている、かように楽しい陶芸教室の昼食風景は明るい。
(写真:今日の昼食、680円)