錦川沿いの花便りがいくつかブログに紹介されている。紹介に誘われ出かけた。
近郊では蛍の里として有名な市街地から1時間ほどの山合の盆地。ここでしば桜祭りが催されている。離合を気にしながら国道から3㌔ほど山道を登り車が水平になると田畑一面に菜の花、その法面に白やピンクのしば桜が目に入る。
集落の皆さん、と言っても百数十名の方が手入れされた会場は、ちょうど満開のソメイヨシノとともに散策の人を和ませる。地元の農産物も販売されている。買い求めた手作りの弁当は味も値段も満足した。
小高い山一面の野つつじと桜の取り合わせが話題のとこへ車を走らせた。花はともに盛りを過ぎていたが初めての景色に納得した。ゲートボール中の年配のご婦人が、先週はプロの写真家も見えていたと誇らしげだった。つつじ周りの雑草刈などは地区の方がされるようだ。
錦川清流線の各駅には桜がある。それが駅の目印にもなっている。その桜と菜の花のコラボで話題の駅がある。驚いた、見物に訪れた老若男女の数、それにつれられた子どもを加えると、1日の乗降客をしのぐ人ではなかろうか。
ポカポカ陽気の1日、花めぐりには絶好の日和だった。
(写真:しば桜と菜の花と桜)