ブログ散歩をすると思うことがある。
てくてくと、あちこちをキョロキョロと見回しながら歩いたらいろいろなもの、ちょっとしたものが目にふれる、それが題材になっているいるんだと。
街なかでは見かけなくなった丸ポストに出あった。国道187号線にある道の駅「かきのき村」。幾度も立寄っているがこれまで無関心でやり過ごしたことになる。
丸ポストは懐かしいだけでなく思い出がある。
高校の3年間夏と冬に郵便局でアルバイトをした。仕事は郵便物「集配」の集、ポストに投函された郵便物を集める「開函」。7時と13時ころの2回、赤い自転車で担当区域を走る。その時のポストは赤い丸ポストだった。
よく記憶している。その時は「日給300円」、今では時給でもこんな金額はない。1番高いバイト料は氷の配達で日給350円。家庭に冷蔵庫などない50年も前のこと。こちらはきついバイトだったという。
日給300円でも年間およそ50日のバイト料は年間の校納金に等しい金額で、そのとおりになった。
店内に入るときそっと撫ぜてみた。春の日に照らされていたからか暖かい感触が懐かしかった。
(写真:赤い村の字に似合う丸ポスト))