
昨夜、銀河、なは、あかつきの3つの夜光寝台急行列車、ブルートレインが名残を惜しむ多くのファンに見送られてさよなら運転した。
ブルトレで東京へ出張の時代。終業時間まで仕事、夕食をとって「あさかぜ」に乗車。3段の最上段はきつかった。やがて2段式になり浴衣への着替えが楽になった。帰りはその逆で朝帰着し通常通り出勤した。食堂車での朝食は少しリッチな感覚になったことを記憶している。
新幹線が便利になると、帰りは名古屋まで新幹線自由席、きしめんを立ち食いして金星の寝台で眠る。新幹線がさらに西に延びると東京は日帰り出張に変わった。
歴史を残しての引退があれば新しい一歩を踏み出した技術がある。
地上から400㌔上空でのロボットアーム操作による「日本の宇宙基地」建設の第一歩、実験棟「きぼう」の保管室が国際宇宙ステーションに設置された。
今日はその保管室のハッチを開き入室の様子がリアルタイムで映し出される。ハッチの前で「日本の皆さん、こちらきぼうです。日本にとって新しいよりすばらしい宇宙時代の幕開けです」と飛行士の土井さんが語る。
寝台車は運転手の腕が寝心地を左右するといわれた。停車と発車時の大揺れを抑えるのため運転手は苦労したという。高度にシステマチック化した宇宙船、飛行士が苦労する腕の技術は何だろう。
(写真:保管室ハッチ前の土井宇宙飛行士、NHK-TVより)