日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

保護色

2007年07月27日 | 自然 季節


ひと月ほど前、田植えの終わったあぜ道を散歩した。水不足の心配されたころだったが、その付近の田は、豊かな水のせいか植え終えた苗に勢いを感じた。おたまじゃくしも苗の間を忙しそうに動いていた。

今の時期、潤沢だった水は抜かれ苗は腰ほどに成長、稲になる準備を整えていることが1目でわかった。あぜ道から手の届きそうなとこの葉に、体長2センチほどの緑色の雨蛙を見つけた。蛙になって間もないのかこんな小さな蛙を見た記憶は無い。あの時忙しそうにしていたおたまじゃくしの1匹だろうか。

♪ゲッゲッゲッゲッ・・・クワックワックワッというよく知られた歌がある。鳴くのは雄で雌は鳴かないそうだ。蛙は繁殖期の夜に鳴くが、雨が降りそうになると鳴くのは雨蛙だけ、それで雨蛙というのか、と思ったりもした。これから冬眠までどんな生き方をするのだろう。

蛙は小さな生き物を独特の長い舌で捕食する、映像で見て知っている。そのため死んだ虫などは食しないそうだ。鷺などの鳥類、蛇やいたちなどの哺乳類が天敵となる。そういえば田んぼの周りでは鷺をよく見かける。

あの小さい雨蛙が天敵に見つけられるだろうか。葉と身体の色は同色、低い位置の葉に乗っており上からは見えにくい。カメラを思いっきり近づけたら根本へ飛び降りた。しばらく待ったが再び姿は見せなかった。
きれいな雨蛙だった。
(写真:稲の葉と同系色の雨蛙)
コメント
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