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父の日。どのお店も父やファザーの文字が目に付く、忙しそうだ。
アメリカでは1908年に母の日ができた。ある婦人が、教会で母の日の話を聞きながら、父の日もあるべきでは、と牧師教会に嘆願した。南北戦争さなか、彼女の母は、軍人だった父に代わり、彼女と5人の兄弟の生活を支えてきた。戦争が終り父親は帰ってきた。が、母親はすっかり体を壊し亡くなった。父はあらゆる犠牲を払い、働き、必死で6人の子供を育てた。父の苦難を知っている末っ子だった彼女は、父の日を訴えたという。
1916年父の日が認知されるようになり、1972年アメリカでは国民の祝日となった。『父親を尊敬し、称え祝う日』それが父の日なのです。
その前、1926年、ナショナル ファザーズ デイ委員会が組織され活動はされていた。父の日にも長い歴史はあった。日本では、1950年ころから認識され始めたそうだが、全く記憶にない。
お昼前「宅配です」と荷物が届いた。もしや、少し期待しながら玄関へ。思ったとおり京都に住む息子夫婦からだった。今年も銘酒のセットが届いた。ラベルに我が名前が記されていた。嬉しそうに眺めていたら家内がこれも嬉しそうに話し始めた。
「おばあちゃん、おじいちゃんには内緒にしておいてね。父の日のプレゼントに、おじいちゃんのビックリするする物を送ったから」と数日前に、ささやくよな声で孫から電話があったという。その約束どおりじじは知らぬままだった。
孫へは、ビックリしたと、写真つきの携帯メールを送った。
自分では父の日に贈り物をした覚えが無い。結婚してから母の日には家内が見繕って送っていたが、20年前それも途絶えた。
「父の日の存在感を高めるということは、良き家庭をつくることであり、時代を担う素晴らしい子供たちを育てるでしょう」として、日本ファーザーズ・ディ委員会という団体がある。昨今のTV、父親は皆ダメという内容が多い。この考え方を変えてとエールを送る。
いつ開栓しようか、家内に聞いてみた。夕食後運転がある、晩酌は明日まで待とう。
(写真は賞味が明日に延びた銘酒セット)