日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

刈込み

2007年06月08日 | 生活・ニュース


庭の植木、この時期になると枝が伸びすぎうっとうしくなる。毎年梅雨入り前に切り落としている。

今年もその時期到来、所帯主の出番だ。何年も繰返している作業、手馴れたとまではいかないが、手順は頭へインプット済。歳を考え、けがをしないよう、脚立も剪定鋏も、安全の指差確認をしながら使う。時どき、形はどんなかと気にし全体を見回している。

日差しを良くするため長めに枝を切り落す。下から見ると空が透けて見える。下から切り具合を確認するとき、思い出すことがある。

幼稚園年中組の親戚の女の子、私の背中へ寄りかかり、薄くなった頭部をなぜながら「髪はどうしたの」と聞いた。「髪は今から生える」と答えたら怪訝そうな顔をし、「えっ」と言ったまま背中から離れた。その女の子は中学生になった。背中へ寄りかかってくれることは無くなった。

樹齢を無視して伸びる枝、年齢とともに頭髪の少なくなる所帯主、補いあうところは無いのだろうか・・・。

定年後、憧れの庭師のところへ弟子入りした同期がいる。1度話しを聞いた。「悪いけど、会社勤めの楽しさ面白さとは比べられない」という。「樹も花も生き物。平凡だが、生かすも枯らすも腕次第」だからともいう。素敵な生きがいに、日焼けした顔が花を添えていた。

隣の庭は本職の鋏が入る。
剪定、辞書によると「果樹・茶・庭木などの生育や結実を均一にし、樹形を整えるため、枝の1部を切り取ること」とある。

我家の「うっとうしい枝を切り落とす」作業は何になるのか。無用の枝を切り捨てて形を整える、これを「刈込み」というそうだ。感覚として「ドンピシャ」だ。日誌には「刈込み作業」と記入しておこう。
(写真は、剪定ならぬ刈込まれた庭木の1本)
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