日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

錦川

2007年06月12日 | 自然 季節


夜明けまえ、眠りから覚める四囲を、滑らかですべすべした川面が逆さに写す。それは、天空へ向けた鏡を覗くようだ。時おりはねる川魚の波紋は、ゆっくりと均されていき、やがて何事もなかったように、再び逆さ風景を写し始める。

砂丘の風紋に似た小さな波、これが川面をつたわると、夜明け前の光を川幅いっぱいに散乱させる。

豪雨に怒り、少雨に水幅を狭め、夏に涼を与え、いつも流域の人を見守りながら、その日の自然のままに流れている。
(写真は夜明け前の錦川、)
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