goo blog サービス終了のお知らせ 

日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

新聞少年

2007年04月15日 | 生活・ニュース


高校生と思える新聞少年に昨年の暮れころから出会い始めた。出会うと「お早うございます」、どんなに寒かった朝でも気持ちよく元気な挨拶だった。

自転車の前後の籠には新聞が詰まっていて重たそうだ。でも、高校生らしく元気にペタルを踏み、門扉は音のしないよう気を使って開け、そこから玄関脇までは新聞を持って小走りに急ぐなどの様子がいつの日からか目につき始めた。

夜明けが少し早くなりようやく少年の顔を見ながら挨拶が出来るようになった。
背の高い細身だが元気そう、年寄から見れば「真面目な男子高校生」の一言ですむ普通の少年だった。何新聞を配達しているか知らないが、冬のあいだの早朝の寒さを乗越えた自分に大きな自信を持ったと思う。

彼がどうして新聞配達を始めたのか知る由もない。しかし、それから得たものは手にした配達料だけでなくもっと大きな価値あるものを得た。それは人としての責任感や忍耐、勤労の苦しみと喜び、達成感などをいち早く経験したことになる。それが社会人になったとき大きな成果となって表われることを信じて遠ざかる背中へエールを送った。
(写真は来春の採用増を報じる新聞、新聞少年の進路は分らない)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする