みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

愛するとは…

2024年05月02日 | 出エジプト記

出エジプト記 20章

 祝日の水曜日、夕方に近くの公園を歩きました。普段よりもたくさんの人の数。それぞれがそれぞれの過ごし方をしているようでした。ほぼ9割の人たちが半袖姿だったのが印象的。私たち…? 長袖でした。

 20章には、神が十戒(10の戒め)をイスラエルの民に与えられたことが書かれています。さまざまな区分の仕方がありますが、初めの四つの戒めは神との関係についての戒め、あとの6つは人間関係における戒めです。

 そして、今から3000年以上も前に神が一つの民族に与えたこれらの戒めは、今でも、すべての人に対する神の戒めとしての効力を失っていないというのは、考えてみると驚きです。たとえば、モーセの時代には「あなたの父と母を敬え」という戒めは有効だったが、今は変わってしまったということはありません。

 「戒め」というと人を縛るもの、自由を奪うものだと考える方もいると思うのですが、ここに明らかにされている十の戒めを重んじて歩むことによって、自由になると言えるのです。自由とは、自分がやりたいことを、誰にも妨げられずにできることだと人は錯覚します。しかし、実際はその逆である場合が多いのです。

 20章からしばらくは、十戒に始まる数々の戒めが置かれています。イエスは、これら数多(あまた)の戒めを一言にまとめてくださいました。マタイの福音書22章37−39節です。

 イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』これが、重要な第一の戒めです。 『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』という第二の戒めも、それと同じように重要です。」

 十戒によって神は、ご自分を愛するとは、そして隣人を愛するとは…と、すべての人々に問いかけておられるのです。


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