みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

血が注がれて礼拝の場に

2024年05月13日 | 出エジプト記

出エジプト記 27章

 日曜日礼拝に行くために、自動車をフェリーに乗せました。わずか15分の船旅でしたが、さわやかな5月の陽気の中、涼風が心地よかったです。昨日は当地でも「母の日」。礼拝に出席していた子どもたちがお母さんのためにカードを作りました。ちょっとのぞき見させてもったら、「だいすき!」と書いてあり、感動しました。

 27章にはまず、幕屋の周囲の庭に置く祭壇と、それに附属するさまざまな備品、用具類を作ることが命じられています。

 礼拝者は自分の罪を家畜のいのちによってきよめられて、はじめて神の前に立つことができました。祭壇は、殺された家畜の血が注がれ、また焼かれる場所です。幕屋の内側の備品類は金で作られたり金がかぶせられたりしましたが、祭壇を初めとする庭の備品類は青銅が用いられました。

 次々と家畜の血が流され殺され、そして焼かれる光景は、礼拝者の心にどのように響いたのでしょうか。私のために神の御子が血を流されたとの思いを常に新たにして、神を礼拝する者でありたいと教えられます。

 幕屋の聖所には、燭台が置かれました。終わりの部分には、燭台のともしびを夜通し灯しておくべきとの命令があります。聖所の中に灯される明かりを外からは見ることができません。

 しかし、聖所を中心として宿営する荒野の民は、夜の間も決して消えることのないともしびによって、また、夜に彼らの上に留まる火の柱によって、神が常に自分たちを守り続けておられることを信じて、安心して床に就くことができたのではないでしょうか。

 さまざまな思い悩みのゆえに夜の眠りが妨げられる方々を、神が守り良き眠りをたまわりますように…。


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