みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主が命じられたこと

2024年05月27日 | 出エジプト記

出エジプト記 35章1−19節

 土曜日、インターナショナルスクールの夏祭りに行きました。お昼は各国のスナックが並びました。日本食はおにぎり。すぐに売り切れてしまったようです。コンビニのおにぎりのようなラッピングをどのように開けるかで、あれこれ試行錯誤している方が何人かおられて、ようやく海苔とおにぎりが「合体?」できた時には満面の笑み。私も最初の時のことを思い出しました。

 いよいよ幕屋が建設されます。最初の契約の時は24章に契約締結の記事が、そのあと25−31章に幕屋建設についての指示がありましたが、神とイスラエルの民との契約が更新されたあと、幕屋が実際に作られて行く様子が描かれるのです。

 注目は、幕屋建設に取り掛かる前に、七日目の安息を守るべきことが再々度命じられていることです。幕屋建設の指示において、主の安息を守らなければならないという戒めは最後にありました。31章12−17節で確認できます。幕屋建設に取り組むことにおいては、この戒めは最初にあります。主の安息を守ることは、神の臨在の場である幕屋建設においても守らなければなりません。例外はないのです。この日には火を焚いてもならないとあります。

 神との契約が更新されたイスラエルの民は、安堵し、大きな喜びを経験したことでしょう。そのあとでの幕屋建設です。しかし、その一つ一つはすべて、主が命じられたとおりにしなければならないのです。喜びのあまり、自分たちのしたいようにしてしまうということはここでは許されません。

 大いなる喜びだからこそ、主のわざを行うときだからこそ、主が命じられたとおりにする、これは私たちが「暴走」しないために必要なことなのだと、考えるのです。


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