みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

かめの粉は尽きず

2015年05月29日 | 列王記第一

列王記第一 17章

 

 「みことばの光」を発行している聖書同盟が60周年を迎えたというので、記念誌を発行することになり、きのうは打ち合わせをしました。折しも、シンガポールの聖書同盟も昨年が60周年。たいそう立派な、そしてビジュアルな記念誌ができていました。何も対抗することはないのですが、できる限り努めて、皆さんに読んでいただけるような記念誌ができ上がればと、よい刺激となりました。

 「かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった」は私を何度も励まし支えたみことば。「だいじょうぶなのか」と不安がよぎるときには、この列王記第一17章を読みました。

 エリヤはここで預言者として、神のことばを信じ、神のことばに従う訓練を受けます。そして、このエリヤの訓練に死を考えていたやもめが加わるのです(「巻き込まれる」というべきでしょうか)。神のことばは生きていて力があると人々に伝えながら、語る本人がそれを信じていないのでは届きません。

 自分の手で働いて手に入れたモノに囲まれて生活していると、神が私を養っておられるという事実を受け入れにくくなります。けれども、窮乏していても満たされていると思っていても、実は自分のいのちは神によって保たれ生かされているのです。

 確かに、「信仰者として、神の計画のダイナミックさを味わう経験をしないで人生を終えるのはもったいない」と思います。


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