みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

レバノンの森の宮殿

2015年05月08日 | 列王記第一

列王記第一 7章1−12節

 きのうは引越荷物の搬出がありました。運送会社の方がてきぱきと段ボールに荷物を積めてくださったので、1時間ぴったりで作業終了。途中、預かっていた孫が泣き出し、泣き声の中での作業になってしまいました。するとお一人の方が、「あと一週間で子どもが産まれます」とおっしゃいました。泣き声を生まれてくるご自分のお子さんと重ね合わせてくれたのですね。ご無事の出産をお祈りします。

 神殿の建物の建設や調度類の製作と設置の間に、ソロモンの宮殿(王宮)の建設についての概略が記されています。「みことばの光」では、神殿に7年、王宮に13年費やしたことのわけを、神殿建設に精力を注いだためだとしていますが、なるほどそのようなことがあったのかもしれません。「レバノンの森の宮殿」と2節にありますが、どのような外観だったのでしょうか。レバノンの杉材をふんだんに用いたのでそのように呼ばれていたのかもしれません。その王宮で、何が行われるのかはソロモンの主への信仰にかかっていました。

 今なら、家を建てる場合には、資金の手当、土地の選定、業者の選定、設計、…とあれこれと進みますが、大切なのはその家で営まれる生活。お金があれば立派な家を持つことができるが、家庭は築けないのですね。

 「主が家を建てるのでなければ、建てるものの働きはむなしい」との詩篇127篇1節のことばを思い起こします。


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