みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

そのとき、…主のことばが

2015年05月06日 | 列王記第一

列王記第一 6章1−13節

 ゴールデンウィークの最終日。きょうもすがすがしい晴天です。早朝のウォーキングのいでたちは半袖Tシャツでしたが、歩き出しは寒い! と感じるほどでした。でも、歩いたり走ったりして帰宅する時には寒さはどこかに行ってしまいました。

 7節は、工事を進める人々の息遣いさえも感じるような描写です。「みことばの光」には、「…石切り場で仕上げられた石が神殿の場所で積み上げられる時には、槌や斧で微調整される必要がなく、寸分の狂いもなくはめ込まれたことを意味している」とあります。工事現場というと、携わる人々の大きな声が響き渡る…という印象を抱いていましたが、そうではないのですね。

 印象に留めたのは11節の「そのとき、ソロモンに次のような主のことばがあった」ということば。何のために神殿を建てるのかを促すような、タイムリーな、神からの語りかけだと思います。

 何か目に見えることに取り組み、成し遂げるのならば、事業そのものに満足し、喜ぶだけになりやすいかな、と思います。しかし、ソロモンが立てる神の家は、そこで何が始まるのか、そこで何が行われるのか、だれが中心なのかが大事なこと。どんなに贅を尽くし、技を込めて寸分狂いのない神の家を建てても、12節にあることに目を留めなければ意味がないと主はソロモンにお伝えになったのです。

 「そのとき」の主の語りかけに耳を傾けて…。

 


2011-2024 © Hiroshi Yabuki