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沢木耕太郎『作家との遭遇』

2023年12月03日 18時17分29秒 | 文学
沢木耕太郎『作家との遭遇』(新潮文庫)をおもしろく読んだ。
読んだきっかけは、檀一雄の『火宅の人』を前から読もうと思っているが決心がつかなくて、この本を立ち読みしたら檀一雄のことが取り上げられていて、まずはこれを読んで、『小説 太宰治』を読んで、それから『火宅の人』を読みたかったら読もうという遠回りな道のりの最初として読んだ。『火宅の人』はどうも躊躇ってしまう。檀一雄なんか太宰治の友人ということで文学史に残っているだけだろうという思い込みがどうしても捨てられない。
『作家との遭遇』に取り上げられた作家はあまり馴染みのない作家も多く、読もうにも普通に本屋で手に入るのかな、と思うひともいた。
山口瞳なんかはこれまで何度か名前を目にしてきたが読んだことはないし、もう今では本屋に並んでないんじゃないかなと思う。ちょっと興味は持ちました。
色川武大は『怪しい来客簿』を読もうかなと思った。読もうかなと思ったことは以前もあるはずだが読んでないのは、ただ文庫の字が小さいからかもしれない。『麻雀放浪記』は高校時代に読んだ。いま読み出すとたぶん夢中になってたいへんなので読まない。おもしろいのは確か。
近藤紘一は全く知らない。日野啓三と区別がつかない。
阿部昭のところに出てきた『単純な生活』と、古井由吉の『楽天記』に興味があったが、読まない。もはや何を読むかではなく、何を読まないかを選別するために本を読んでいる感じ。
高峰秀子の『わたしの渡世日記』もおもしろいんでしょうなあ。
吉行淳之介のタクシーでの「いまが一番いいだろう」の話好きだった。うちの父が盆正月に逢うたびに毎回同じ話しかしなかった。それを思い出した。
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二人のプリンス

2023年12月03日 00時32分30秒 | テレビ
大河ドラマ『どうする家康』の先週放送分はとてもよかった。
豊臣秀頼の秀吉譲りの賢さがうまく表現されていた。
徳川家康の凡庸な息子、秀忠もダメさ加減がとてもよい。
早送りせずに最後まで見られそう。
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