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☆殯の森と呪われた海賊たち

2007年06月12日 18時58分13秒 | 映画
気分が悪く、会社を休んで午前中はずっと寝る。
昼ごはんを食べた後にソファに横になって録画していた映画を2本見た。

河瀬直美監督の「殯の森」(もがりのもり)は外国の大きな賞をもらったその翌日にNHKで放送したのを録画していた。(公式ホームページ
「カンヌ」と言えばいいところを「外国の大きな賞」という大江健三郎的な表現を使ってしまうほど大江健三郎的な作品だと思った。
どちらかといえばこういう映画はあんまり好きではない。この映画のどのへんが苦手なのかをきちんと書いておきたい。
まず、声が小さい。音量を結構大きくしないと何を言っているのか判らない。何を言っているのか判らないように出演者にしゃべらせているとしか思えない。海外で賞が取れたのは字幕だからだろうな、と思う。
あと、出演者が素人くさい。
声が小さくて芝居慣れしていない素人を使うことで、ドキュメンタリーっぽい作りになり、ほんとにごく普通の日常の、嘘っぽくない雰囲気から物語を立ち上げていって、リアリティを出そうとしているんだろうなあ。
嘘だか本当だか良くわかんない、誰かがそんな嘘をついてたら「なんでそんな何の得にもならない嘘をつくんだ?」って言ってしまいそうなちょっとした虚構を加える大江健三郎的な手法ということは判るんだけど、どうも苦手なのは変わらない。もうすこしはっきりとメリハリのある口調で、知っている顔の人が出ている、こってりした嘘っぽい映画のほうが僕は好きです。
野田秀樹と平田オリザでは野田秀樹を選んでしまいます。
あまり面白いとは思えなかったけれど、同じような題材の映画の「博士の愛した数式」のほうがこの映画よりは見やすかった。寺尾聰と深津絵里で「殯の森」を作ったら、まったくちがう映画になっていただろうなあ。
あっさりしすぎてすぐに忘れてしまいそうな内容の映画でした。
僕の記憶は80分と持ちません。

パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち<br>
そのあと「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」を見た。
こっちはまあまあ予想通りおもしろかった。
とくに続編が見たいとは思わないがテレビでやってたら見てもいいなあという感じ。

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