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☆「徒然草」は角川文庫で

2006年05月16日 14時37分03秒 | 文学
兼好法師の「徒然草」は角川文庫で読むことにする。
やはり岩波文庫の注だけでは読めないと判断した。
昨夜ひとまず、さらっと現代語訳だけ読んでみようとしたのに、第七段を読んだあたりから腹痛が始まり、「鳥部山の煙立ち去らで」だなあと、もう死ぬのかもしれないなあと思いながら、イタイイタイイタイよおって考えながら9時くらいに就寝した。いつの間にか寝てた。今朝はもう痛くない。なんだったんだろう。
「徒然草」についてはインターネットでも読めないことはないみたいで、吾妻利秋さんのホームページには原文と現代語訳が載っていますが、僕はやはり紙で読まないと読んだ気がしないという古くて無口で不器用な、包丁一本さらしに巻いてる人間ですので、本を買った。
これを機会に古文がすらすら読めるようになれたらな、と暢気に思ってる。

古文というのは日本映画のようなものではないか、とふと思った。
僕の日本映画の愉しみかたのひとつに、台詞を真似るというのがある。
「このひもが初めて役に立ったわ」(「マルサの女」より)とか、「蓄膿です」(同じく「マルサの女」より)とか、「あとでね」(「タンポポ」より)とか、「えりの裏よ。ルパンはいつもそこに隠すの」(「カリオストロの城」より)とか、「黙れ小僧!」(「もののけ姫」より)とか、「ママが作った焼きおにぎり」(「転校生」より)とか、まあいろいろと憶えてしまった台詞があって、ことあるごとに使いますが(いつだよっ!)、そんなふうに古文も気に入った文章を憶えることで慣れていくものなんじゃないかと。
まあ憶えることが愉しくなれればいいんだけど。
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