トルストイ『戦争と平和(四)』(岩波文庫)を読んだ。
アンドレイとマリアの父親が死ぬ。
いま私自身の父親もあまり長くないと思われるので、父親が死ぬというところに過度に反応してしまう。
この巻は戦争場面が多いし、トルストイの論評も多くてなかなか読みづらい。戦争シーンなんて「結果だけ教えてくれないかな」と思ってしまう。
ピエールはドーロホフに再会し、アンドレイはアナトールに再会する。アナトールは足を切り落とされている。
438頁に誤植があり、
《「こんな時にさ」アンドレイはくり返した。あの連中にしてみれば(後略)》
とあるのだが、”あの連中”の前に”「”が必要だ。
岩波文庫では珍しい。
この『戦争と平和』訳では、各巻の最初に前巻のおさらいが書かれていて、読んでみると発見がある。
ピエールがナポレオン抹殺を決意していることをまったく知らなかった。
なんのためにピエールが戦場をうろちょろしているのか私にはまったくわからなかった。馬鹿じゃないか、と思っていた。しかし、ナポレオン抹殺を決意していると知っても、「馬鹿じゃないか」という感想は変わらない。
アンドレイとマリアの父親が死ぬ。
いま私自身の父親もあまり長くないと思われるので、父親が死ぬというところに過度に反応してしまう。
この巻は戦争場面が多いし、トルストイの論評も多くてなかなか読みづらい。戦争シーンなんて「結果だけ教えてくれないかな」と思ってしまう。
ピエールはドーロホフに再会し、アンドレイはアナトールに再会する。アナトールは足を切り落とされている。
438頁に誤植があり、
《「こんな時にさ」アンドレイはくり返した。あの連中にしてみれば(後略)》
とあるのだが、”あの連中”の前に”「”が必要だ。
岩波文庫では珍しい。
この『戦争と平和』訳では、各巻の最初に前巻のおさらいが書かれていて、読んでみると発見がある。
ピエールがナポレオン抹殺を決意していることをまったく知らなかった。
なんのためにピエールが戦場をうろちょろしているのか私にはまったくわからなかった。馬鹿じゃないか、と思っていた。しかし、ナポレオン抹殺を決意していると知っても、「馬鹿じゃないか」という感想は変わらない。