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大林宣彦監督『時をかける少女』

2020年04月19日 23時47分46秒 | 映画
テレビで放送していた大林宣彦監督の『時をかける少女』を録画して観た。
非常に懐かしくて、いい時代だったなと思った。大袈裟にいえば、泣きそうになった。
昔観たはずだけれど憶えていないなと途中まで思っていたのだけれど、原田知世が温室でラベンダーの香りを嗅いで失神したあとの、特殊撮影のあたりで思い出した。やはり強烈。いまもあんな感じは観ないし、あの時代より前でも観ない。ヒッチコックを少しだけ思わせる。
しかしいままで大林宣彦の映画を観てそんなふうに思ったことはないのだが、役者(とくに若い女の子)のしゃべりかたに小津安二郎的なところを感じた。またどことはっきりは言えないが、音楽や映像の感じに岩井俊二を感じた。
大林宣彦というのはなんとなく今語るのが恥ずかしい時代の、恥ずかしい映画を撮った監督、のように思っていたけれど、やはり映画の歴史のなかにいる重要な監督なのだろうと思った。

尾美としのりの家の近くで火事があって、それを見に行った帰りに原田知世が何者かに口を抑えられるのだが、二度目にはそんなことが起きない。これをどのように解釈すればいいのか謎だ。
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