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人間ドックでピケティ

2015年06月13日 20時59分56秒 | 文学
昨日は人間ドックだった。
最後に医者と話をするときはもう結果がだいたい出ているのだが、相変わらずコレステロール値が高い。家族を含め、まわりにもコレステロールが高い人は多いが、なんなんだろうか。薬を飲んで下げるようなものなのだろうか。
最終的には何かで死ぬんだからもういいじゃんという気がしている。
バリウム検査を待つ間に、雑誌を読んでいた。
普段は絶対に読まないのだが、雑誌「週刊東洋経済」が何冊か置いていて、ほかに読むものがなかったので手に取った。
「ピケティ完全理解」という特集のものだった。
ピケティというのは、いま流行りの経済学者で、たまに書店で目にするので顔と名前は知っているが全く本の内容は知らないなと思い、読んでみた。彼の『21世紀の資本』は、ものすごい金持ちの人口に占める割合が思っていたよりも結構低く、経済格差が大きくなっている現実を詳細に解説したもののようで、あまり興味を惹かれなかった。そんなものを読んで、どうするんだろう。
ページをめくっていると、竹田青嗣のインタビューがあり、そこだけ熱心に読んだ。
自然科学はみんなの意見がわりと同じ土台に載っていて分かりやすいが、経済学も含め人文科学は学者によって言うことがさまざまで言いたい放題になっている。誰が正しいのかわからない。というような話だった。(読んでいる途中でバリウム検査に呼ばれてしまった。)
竹田青嗣らしい意見で、ひさしぶりに竹田青嗣の本が読んでみたくなった。
何か最近よい本を書いているだろうか。

……書いてない、ああそうですか。

インタビューや対談でいいので最近の出来事について竹田青嗣が考えを語り、それによって竹田青嗣の考え方が明確にわかる、そのような本があれば買って読みます。
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